遍路

六輔七転八倒本日終了。
あんな早口でキレキレだった人が緩やかに後退して終息するという、無風状態での紙飛行機の着地のような緩やかな幕切れだった。去年の今ごろはまだ、加藤武桃屋の社長と対談などしていたのだから、老年の一年の変化っていうのは思いのほか大きい。
たぶん、永さんがメディアに出ることはもう無いのかなと思うけど、永さん不在で続いていた番組の空気感とかかつて番組内でもほとんど黙っていてもそこはかとなく存在している雰囲気はたぶん、はぶさんと外山さん、長峰さんが話すだけでもリスナーには共有できるものだろう。
限界までやってくださった。後継のはぶさんの番組も惰性で聞いていくと思う。
過去放送分から抜粋されていた野坂昭如さんからの手紙もこれにて終了。
もうここまでくるとただ淡々と受け入れるのみでそこから何か感慨っていうほどのことも浮かばなくなってきた。ただお疲れ様でした。