戦後日本映画の黎明期に活躍した元祖ブーチャンこと
市村俊幸の晩年のアルバム(82年)。糖尿病などを患いさすがに往年のむちむちぷりぷりの言葉では言い表せないあの感じは影を潜めているけど、骨董のような味わい深いピアノが楽しめるアルバム。(2曲歌もあり)。一枚目がジャズのスタンダード、二枚目の前半が童謡、後半が
シャンソンという構成。戦中戦後の喜劇役者の格調の高さはこういうバックグラウンドの素養にあるのだな。往年ブリブリ期のピアノプレイが作品として残っていれば良かったのにね。
フランキー堺とのブーチャンシリーズ、まじかわいいお!