HITACHI「MQ-25」拾う

夜も温かくなってきたので夜更けに週2~3日頻度でウォーキングを執行しているふぐたなのだが、公園のジョギングコースはゴミ虫(マイマイカブリ?)が死亡遊戯さながら、ジョギングする人々に踏まれるのをいつぞいつぞと待ちわびるという死にたがり現象で賑わっています。グッチャグッチャです。今夜は月に日本昔話さながらの帯状の雲がかかっていた。死ぬなら今夜!なんて思わせる春の宵です。去年買ったボイスレコーダの早聞き機能を使って一時間のラジオ番組を30分で聞きながらたまにげらげらひとり笑ったりしているのだからそりゃりっぱなキチガイです。おかげさまでりっぱなキチガイになりました。なにごともりっぱはいいものです。
夜歩きのもう一つの楽しみと言えば、「天から煙草が」の如く、「径から宝が」なのですが、けっこういろんなものがおちていたりする。ラジカセとか古いエロ文庫とか。今夜もそんなふうに潰れ虫を観察したり、げらげら笑ったりきちがいを満喫しながらひとり闊歩を繰り広げていると懐かしいものが現れた。あの、赤い、ポータブル・レコードプレイヤー。レコードプレイヤーなのにポータブル。最初ふた閉じててターンテーブル見えない状態だったけど直ぐわかった。今夜は逢える気がした。ちょーカッコイイと思いながら抱えておうちへ。早速マヒナスターズの「男の夜曲」を再生。きちんとかかるよ。しかもこのプレーヤ、傾けてもレコード針がずれない。流石ポータブル(裏を返せばものすごい針圧~レコード溝に負担かかりまくりなわけだが)。これならソリで再生不能の盤もいけるのでは?とポパイのディスコシングルをかけると問題なく再生。「どんな劣悪な環境下、盤コンディションでも最悪、再生してやるよ」的豪腕を感じる、男らしいプレイヤーだ。しかも回転スピード調整もある。45回転から高速化していけばSP盤再生もあながち不能じゃないかも。うふふ。明日から三年生だ。