ムーンライダーズ「1980?2?23 リサイタル MODERN MUSICの彼方」

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ライダーズのアーカイヴシリーズの第三弾。ムーンライダーズの一番好きな時期が「ヌーベルバーグ」と「モダーン・ミュージック」な私としてはこのアルバムは必聴アイテムなはずなのだけど、ここ数年のていたらくでこのアーカイブシリーズは一作もさらえなかった。図書館さまさまなのであります。あまり関係ないけど、慶一さんて坂本龍一に執拗なイジメにあっていたらしいね。ライダーズの自虐的な楽曲のいくつか(「Disco Boy」あたりかな?)はそういった経緯から生まれたなんてのをどのソースからの情報かは忘れたけれど記憶だけはある。それにしてもこのライブ音源は素晴らしい。普通に当時リリースされていたらまず愛聴盤にはなっていただろう惜しい内容だ。正直、今聞いてもいいのは分かるけど、どうしても資料的な要素から脱せずに愛聴盤にまで至らないのだ。どんなに良くても。もったいない。MCで「スィーサイド・シリーズ」と紹介される「バックシート」「鬼火」のくだりなんて失禁ものです。ライナーの「当時、ニューウェーブに傾倒したことで友人を多数失った」「真剣にバンド名を変えようかと悩んだ」(慶一談)ってのが興味深かった。