LP13枚買ってしまった

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13枚買って2800円。どんだけバーゲン。内訳
小柳ルミ子「花車」「愛こそはすべて」「愛に甦る」「風がはこぶものは」4枚
石川さゆり 「ベスト14」「花供養」「能登半島」3枚
島倉千代子 「すみだ川 東海林太郎をうたう」一枚
青江三奈 「麦と兵隊」一枚
渚ゆう子 「京都を唄う」一枚
葛城ユキ 「寡黙」一枚
あべ静江 「ディスコグラフィー」「リサイタル」二枚
今日は良いのがいっぱいあった。いつもなら掴んじゃうレベルのレコードにまで手が行き届かないくらい集まってしまったので13枚に留めたが、まだいいのあったな。
石川さゆりは、アイドル時代の初期のが聴きたかったので手っ取り早く、たぶん彼女のベストセラーLP「ベスト14」百円だったから買ってみた。どこにでもある盤。このアルバム、A面にいわゆる「阿久悠/三木たかし」コンビ作がドーッと入っていて、その集大成が「津軽海峡~」なわけだけど、その他の作品のクオリティが残念にも褒められたもんじゃないね。なんというか、「津軽海峡~」的な譜割りの曲が数曲あるんだけど、どれも残念な仕上がりなのよ。聴けば分かる。B面にはそれ以前のシングル郡が入っているようだけど、煮え切らない曲が多くて、石川さゆりって、節目節目に名曲にありついてはいるが(津軽海峡天城越えしかり)、それ以外の楽曲の巡り運ってすこぶる悪い人なんじゃないかって思った。小柳ルミ子は、ごく初期と、70年代終期~80初頭がいいね。70年代中期は意外と頂けなかった。オーケストラとかホーンアレンジとかちょっとゴージャス路線見え隠れして、それが異様に似付かわしくない。単純に初期のディスカバージャパン路線に行き詰まってきただけかもしれないけど。この人はさっぱりしたアコースティックアレンジか、ちょっとダンサブルなディスコ調なんかはいいんだけど、格調高い感じはどうもダメだね。それでも「星の砂」とか、すげー名曲なんだけど。あと、小柳ルミ子ってアルバムが多すぎてどれがオリジナルでどれがセレクションなのかわからん。「愛に甦る」「風がはこぶものは」は一見どちらもオリジナルに見えるが、一曲目が同じ「星の砂」って時点でどちらかはオリジナルではないだろう。あとアルバムの「来夢来人」と「蛍火」もどっちがオリジナルだかわからん。曲目すっげーだぶってるけど、どっちもオリジナルみたいな佇まいでリリースされてる。そういう場合「どちらが先発か」が重要なんだろうけど、そんなのいちいち調べるのめんどいな。ジャケ違いで買っちゃう人多かっただろうな。葛城ユキ「寡黙」はデビューアルバム。80年だから、「ボヘミアン」の三年前。傾向はちがうけど、なんだか初期の中村あゆみがダブった。青春系アウトローもの?