YOU「カシミア」

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部屋の片づけをしながら、いらなくなったCDを選別して処分したりしています。ほんと、もう軽く10年は聞いていないようなCDがざらにザクザク出てきます。中には「こんなの持ってたっけ?」と驚くような物、忘却の彼方に忘れていたようなCDも出てきて、なんでこんなに大事に持っていたのかしら?とその頃の自分(たぶん、なにも考えていない)に死んでしまえばいいのにと未来から呪いかけたりしています。YOUのカシミア。当時聞きまくっていました。15年くらい前?このアルバム聞くと、アルバムというよりその当時の人間関係とか状況なんかがつぶさに思い出されて懐かしいというかしょっぱいというか。それでいてその当時の人間関係が現在と全くリンクせず断絶しているという事実。見事だ。みんな元気だろうか。一人バイク事故で他界しているな。SMくん。レイプもの四コマまんがを得意としていた。八方美人でいつも輪の中心にいながら、リーダーシップとか皆無だった。TOKIOの「Ticket to love」を「あれは切符マニアの歌だ」と言い聞かせたら後から「みんな違うって言ってたよ」と返してきた。あとは、Kくん。立派なカメラマンになれただろうか。彼の飼っていた家族以外に懐かないネコが私にこころ開いたときは驚いていたな。私はこころが小動物だからすぐシンクロ可能なのだ。あとやたら「ビッグになる」と豪語していた広島出身者(名前ど忘れ)。疎遠になる直前に「風邪ひいたから保険証貸してくれ」と怪しい電話をしてきたのでやんわり断ったら当てつけのように広島に帰ってそれっきりだな。あとは親父が自衛官で俺は嫌だといいながら結局は自衛官になったらしい玉春日にそっくりなN。あの時は気が付かなかったけど私の不細工メガネの系譜の創始はもしかしたら君だったのかもしれない。「童貞じゃない」と言い張っていたけどエピソードが現実的じゃなくて誰も信じていなかったよね。あとは片思いだったけど、大好きだったNGくん。一度家に遊びに行った(!)時、祭壇に赤ちゃんの遺影っぽいのがあって大いに退いた。聞くに聞けなかった。でいて、よくよく考えると、私の人との付き合い方ってこの頃から全然変わってないな、もっと悪化して居るんだなぁなんて感慨深く思い出せる傑作トラウマアルバムがこのユーのカシミア。